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押さえておきたい面接への臨み方 3つのポイント(対策シート付き)
2020年9月2日 15:33
いくら良い志望動機を履歴書やエントリーシートに書いて書類選考を通過しても、面接で不採用なら何の意味もありません。
しかし、特に面接慣れしていない人はどうしたらいいのかわかりませんよね。言えることは、行き当たりばったりの出たとこ勝負では非常にリスクがあり、面接対策という準備作業を必ずしておくことが肝要ということです。
では、どんな準備をしたらいいのでしょうか。そのあたりのポイントをご説明します。
目次
1. 丸暗記して臨んではいけません
丸暗記は、棒読みになりがち
よく面接試験の時に言うべきことを紙に書いて、それを丸暗記しておいた方がいいですよね、という声を聞きます。
たしかに、機械的に言うことを覚えておいて、機械的に発言する方が、緊張がほぐれていいように思えます。言うべきことが決めっていますからね。しかし、傍から見ればそれは無機質で「棒読み」に見える違和感があるのです。
そして、何より、緊張や思いもよらない面接官の質問を受けて「頭が真っ白」になってしまい丸暗記していた文章が頭からきれいに飛んでしまい、タジタジの発言で終わってしまう大きなリスクがあるのです。
丸暗記は面接官にバレる
面接試験は口述試験ではありません。
丸暗記の言葉というのは、よほどの役者でない限り、面接官にバレます。
言葉に抑揚がないため「棒読み」になるのはもちろん、気持ちが入っていないのです。
言霊という言葉をご存知でしょうか?言霊とは、言魂と言われ、言葉に宿っていると信じられていた不思議な力のことです。
これは、同じ「頑張ります」という言葉でも、その発言時の気持ちや前後の文脈、発言の「間」などの微妙なバランスで決定されます。
この言霊を相手に感じさせることが、面接攻略の極意です。そのため、言霊の宿る余地のない丸暗記は絶対に避けた方が良いのです。
企業の採用担当者からも丸暗記の評価は低い
丸暗記で面接に臨んで、それが面接官である企業の採用担当者にモロバレしてた時の、採用担当者の思うところは下記のような感じです。
・丸暗記するということは、当社のことを理解していない(しようとしていない)。
・丸暗記するということは、要は付け焼刃で、何の準備もしていない。
・丸暗記するということは、当社に対して本気ではない
悪いイメージばかりで、いいことが一つもありません。
特に、志望動機の話をするときに丸暗記であれば、採用担当者は大きく失望し、ほぼ不採用になるでしょう。なぜなら、一番重要で一番聞きたいことは自己PRよりも「志望動機」であるためです。
2. 丸暗記ではなく部分暗記
丸暗記しなくてもいいということは、何も覚えなくてもいいってことではありません。
もちろん、覚えるというか頭に入れておくべきことはあります。丸暗記ではなく、部分的に暗記しておくということです。
テクニック① 論理的表現力を意識する
論理的な表現を徹底する必要があります。
論理的といえば難しく聞こえるかもしれませんが、簡単です。
まずは、「結論」と「根拠」という構造を整理するのです。
つまり、「なぜなら~(理由)」と「例えば~(事例)」を駆使するのです。英語で言えば「because」「for example」を意識して会話するのです。
論理的表現力 = 結論 + 根拠
特に、「例えば~(事例)」は非常に高い説得力があります。
例えば、「趣味は何ですか?」と聞かれ
「私は音楽鑑賞が趣味です。70年代の洋楽ロックを毎日のように聴いています。例えば、ローリングトーンズをよく聴いています。」
と答えたとすれば、当然ですが、あなたは音楽好きで、ロックにはまっていて、ローリングストーンズが好きな人なんだと理解されます。
例示をすることで、スムーズに、より詳しく、より深くあなたを知ってもらえる説得材料・アピール材料になるのです。
まとめ「○○です。例えば~」「○○です。なぜなら~」を意識して会話する」
テクニック② キーワードをイメージする
論理性を意識することは、いわば骨の部分です。そこで肉をつけていくに必要があります。
しかし、すべての肉をつける必要はなく、一部の肉、つまり言うべき文章のキーワードだけはピックアップして頭に入れて置きましょう。
趣味で言うならば「サイクリング、しまなみ海道、100km、知らない人との交流」だけを頭に入れてその情景をイメージしておくと、アドリブで文章は自ずとできるはずです。
では、具体的に面接のイメージを見てみましょう。
(面接イメージ)
私の長所は××なところです。
↓ (面接官の反応を確認しながら、一息入れて)
例えば、現在のアルバイトでは◯◯な出来事があり、私は△△しました。
↓ (一息入れて)
そのような経験から私の長所は××なところがと思います。
長所「××、バイトでの◯◯の経験で、△△した」とぼんやりその時の情景も含めて頭にかすめておくくらいでよいです。
ただ、最低でも長所は××という部分は忘れてはいけません。「長所は××、例えば~」をイメージして面接に臨んでください。
≪志望動機の場合≫
志望動機の場合も「志望動機は××です、なぜなら~」をイメージしておいてください。
志望動機は特に重要なので、言うべき言葉の単語くらいは順番にイメージした方が良いでしょう。例えば、
という志望動機ならば、「技術力に感銘、なぜなら社会インフラに貢献」「自動車とバネ」をイメージしておけば言葉が自ずと出てくるでしょう。
まとめ「面接用に、キーワードだけピックアップして頭に入れる」
これは、慣れが必要なことですので、友人や家族との会話でも意識すればいいかと思います。
3. 面接は一問一答ではなく、会話
面接を尋問だと思っている人がたくさんいます。
採用されたい側と採用する側という関係上どうしても面接を受ける皆さんの方が、委縮しがちです。それが緊張につながっているのは間違いないでしょう。
しかし、面接は尋問でもない、「ただの会話」です。一問一答で、何か正解を行ってほしいという類の口述試験ではありません。
あなたのことを知りたいだけですので、それを会話の中から見つけようとしているのです。本当にただそれだけです。
ですので、精神的に強気でいてください。「ちょっと面接官と会話してくるわ」的な感じでリラックスして臨んでください。
会話だからこそ、挨拶・返事をしましょう
最近は、挨拶や返事もできない人が増えてきているというおじさん連中がいます。
基本として、面接での返事と挨拶は最重要項目ともいえるものだと思います。
明るい挨拶:「失礼します」「失礼しました」
明るい返事:「はい!」※うなずき、笑顔は必須
⇒質問の後に、「はい」と言ってから答えることがお勧めです。一息「間」を置くことで緊張がほぐれ、会話が円滑になることが多いです。
まとめ「面接は、ただの会話と肝に銘じる」
よく出る面接の質問集兼対策シート(PDF) ダウンロード
これまでのポイントを踏まえ、よく出る面接の質問には事前に考えを巡らせておきましょう。
よく出る面接の質問集(PDF)を用意しましたので、ダウンロードしてお使いください。
あくまでキーワードを記すに留めることがポイントです。
いかがでしたでしょうか?
「簡単に言ってくれるよな」と思われるかもしれませんが、これが面接対策の全てです。
これを徹底して準備して、慣れていくという努力ことが成功への近道です。これは、社会に出てプレゼンする時や人の前に立って話する時にも必ず役に立ちますので、長い目で頑張ってほしいと思います。
転職理由をうまく絡めた志望動機の代筆をしていただきました。
ヒロスケさんの添削の回答にあったご指導とアドバイスで見事に書類選考を通過して、面接でも堂々と転職理由を言うことができるようになりました。 転職者/K・Yさん(男性)
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