志望動機テーマ「【新卒】海外子女振興財団で働きたい」の例文

私が日本人学校の教員を志した理由は異文化の地で日本の音楽を伝え、その国の文化も学び伝えたいと思い志望しました。海外での生活が初めてで、日本とは違う環境に不安を感じている児童･生徒も多いと思います。その環境の中、子どもが自信や意欲を持てるような声の掛け方、楽しく充実した日々が送れるサポートをし、転入･転出が激しい日本人学校で様々な児童･生徒に柔軟な対応ができる能力を身に付けたいです。
以前、学校採用教員第一期募集説明会に参加した際に、帰任された先生のお話の中で「様々な人との出会いから人としても教員としても成長できた。」という言葉が強く印象に残っております。
私は大学生活で師匠から、ソロの技術や表現力を高めると共に、自分自身と向き合い人としても演奏者としても成長する事を学びました。また、教育実習に行った際に様々な環境で育っている生徒に教員としてどのような言葉を選び、教育していく事が最善なのかを問いながら生徒と真正面から向き合っていました。配属された学級では担任の先生から「あの生徒はあまり笑わないし、声も発さなくて…」と心配されていた生徒とお昼休みや授業時間を利用し生徒の心に寄り添いました。教育実習も終わりに近づいたある日のお昼休みでした。教室の端で絵を書いていた生徒に声を掛けるとニコッと笑顔になり「美術部なの」と話してくれました。初めての笑顔と声を聴く事ができて大変嬉しい気持ちになりました。 経験は少ないですが、多くの先生方から学び吸収し、日本の伝統音楽について日々研究し、爭や琵琶についてスキルアップを図り教材研究を続けていきます。そして、私も師匠のように一人一人の生徒に寄り添い、子どもの心に耳を傾け生徒からも保護者からも信頼が厚く、言葉と音楽で人に良い影響を与えられるような教師になりたいです