テーマ: 【進学】国際保健の専門家になるために大学院に進学したい

志望動機

私は誰一人見捨てない、すべての人が健康に暮らせる世界を実現させたいと思っている。その為に、貴学で地球規模での健康課題、開発途上国を中心とした保健医療問題の改善に貢献できる高度な専門性と実践能力を学びたいと思う。
私がこのように考えるようになったのは、バングラデシュにいる忘れられた人々と接するようになったのがきっかけである。
 私は青年海外協力隊・感染症対策隊員としてバングラデシュにて活動していた。そこで出会ったのがベデと言われる忘れられた人々である。彼らは定住地を持たず居住地を転々とし、アッラーを信じ西洋医学・予防接種を信じていない。病気は牛の角や蛇に血を吸わせることで治ると思っている。予防接種の対象として認められず、従ってカバレージに関係なく彼らに対し行政は無関心でありバングラデシュにいる彼らは存在しない存在となっていた。彼らの元に予防接種を受けていない小児がたくさんいることがわかり私は彼らの存在を無視することはできなかった。「無料で予防接種が受けられる権利」はもちろん彼らにも与えられており、健康に生きたいというのは彼らも含めた人類共通の願いであるからである。
 居住地を転々とする彼らの元に足しげく通い、目の前にいる一人一人の声に耳を傾け1000人以上のベデと出会い、関係を気づくことができたが、任期もあり結局誰一人予防接種所に行ってもらうことはできなかった。彼らのような忘れられた人々、これまでリーチが難しいと焦点が置かれなかった人々は世界にはたくさんいると思う。これからは彼らのような脆弱な人々への支援、健康につなげる援助が必要になってくると思う。脆弱な人々の苦悩を理解しその背景を包括的に調査する。目の前の一人一人の声に耳を傾け、現場の中から答えを見つけ出す。それをせせずして本当に必要な支援はわからないと思う。そしてすべての人に健康をにつなげる。
 そのような支援の仕方を修得できるのは、実務、教育、実践を融合したカリキュラムと、特に8ヶ月間の海外長期研修のある貴学だけであると考える。
 そして貴学で学んだことを活かし、修了後はこのように考えるきっかけをくれたJICAで国際保健の専門家として働き、ベデのような忘れられた人々、発展が続く世界で社会の隅に追いやられてきた人々へ適切な支援を行いたいと思思う。誰一人見捨てない、すべての人が健康に暮らせる世界を実現させるために。

(995文字)

この志望動機例文のポイント解説

★★★☆☆ 69点

・論文ではなく、入学の志望動機です。基本的に「です・ます」の口調が良いと思います。
・いくつかPCの入力によるものがありました。よく見直してください。
・最後の「誰一人見捨てない、すべての人が健康に暮らせる世界を実現させるために。」ですが、なかなかいい表現かと思いますが、エッセイではなく、あくまでも志望動機の文章ですので、誌的な表現は不要です。むしろこういった表現を極端に嫌う人さえいます。よって、「誰一人見捨てない、すべての人が健康に暮らせる世界を実現させるために尽力したいと思います」という感じにした方がいいです。
・あと、動機の背景「青年海外協力隊の件」が長すぎます。こういった過去の部分はうまく要約して、一番重要な「この大学で具体的にそんなことを学び・研究し、具体的にどんな人間になり、どんな風に社会に貢献したいか」という未来の部分にパワーを注いでください。その方が、読み手に伝わります。

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