「WEB動画面接」「WEB動画選考」の成功の秘訣

2020年3月12日 11:38

新型コロナウィルスにより、合同企業説明会だけでなく単独の企業説明会も中止となり、WEB上での説明会を開催する企業が増えています。また、選考さえもWEB上で動画面接や動画選考を実施していく企業が増えていくことは必至です。この新型コロナウィルスを機にWEBを使用した効率的な選考をしていく企業は今後も(ウィルス感染拡大が収まってからも)増えていくように思います。

そこで、企業の採用選考において「WEB動画面接」「ERB動画選考」を導入する企業の目的はどこにあるのか?またそれに向けて応募者はどんな準備や対策をしていくことが重要なのかを述べていきたいと思います。

目次

「動画面接」「動画選考」って何?

改めてWEB動画面接/WEB動画選考とは何なのでしょうか。それは、2パターンあります。

1. オンライン(ライブ式)

簡単に言えば、Skype(スカイプ)やズームというインターネットテレビ電話を使用してオンライン上でリアルタイムで面接官と面接をするものです。イメージはテレビ電話そのもので、双方の顔を見ながらおこなうものです。事前に企業と応募者で面接日時を決めておこなうもので、極端な話、今すぐ面接しようかといえばできるわけです。

ただ、全ての面接でこの動画面接をおこなうことはありません。やはり、一度は対面で実際に面接する必要がありますのであくまでも中間選考の位置づけとして企業は考えています。

2. オフライン(録画式)

こちらは、自己PRをスマホ等で動画に収めて録画保存し、そのデータを送ってくださいというものです。非公開でユーチューブにアップしてそのURLを送ってくださいというパターンもあれば、そのデータそのものを送ってくださいというパターンもあります。リアルタイムでのやり取りではないため、選考の初期の段階で提出を求めてくるパターンといえるでしょう。

今後、こういったWEB動画面接/WEB動画選考は確実に増えてきます。ですので、スカイプの使い方がわからないなどないように、そのあたりの情報リテラシーを習得しておく必要があります。

「WEB動画面接」「WEB動画選考」のメリットとデメリットは何?

WEB動画面接のメリット

その1:時間とコストを減らすことができる

企業に訪問する手間を省ける。また、企業に行くまでの交通費はバカになりませんよね。大阪から東京に行くならば新幹線で往復3万はかかることを考えれば大きなコスト削減になります。またその所要時間も短縮できるのです。逆に言えば遠方の企業への応募がしやすくなるわけです。

※企業側も、交通費負担をしていた場合は大きなコストダウンに繋がる。

その2:やり直しができる

オンライン上のリアルタイム面接は無理ですが、オフライン上の録画式の場合は、やり直しが可能です。例えば、リアルタイムの面接で「一分間の自己PRをお願いします」と言われて、緊張してしまいグダグダになってしまうことは多々あります。しかし、録画式のために何度でも取り直すことができるというのは大きなメリットといえるでしょう。

WEB動画面接のデメリット

その1:微妙なニュアンスが伝わりにくい

対面式であるがゆえに、存在する微妙なニュアンス(熱意とかオーラ)が伝わりにくいため、素の部分が伝わらない。また、録画式の場合も、撮り方や編集の仕方で差が出ることもある。

その2:写りや声量などで判断される

その1と似ていますが、こういった面接慣れしていない面接官が要るという事実です。動画写りや声量が面接中の会話内容以上に、注意がいってしまし、その部分が選考通過のポイントになるというリスクがあります。

動画撮影時のポイント

動画面接・動画選考の時に、注意して欲しいポイント4つあります。

1. 周囲の音

家の近くでうるさい工事していないか?

子供が近所で騒いでいないか?

同居者にあらかじめ部屋に入らないように、うるさくしないように伝えているか?

 

2. 映像の明るさ

部屋が暗すぎないか?

外の光、部屋の電気が映りこみまぶしくないか?

 

3. 映りこむ部分の片付け

ごみが散らかっていないか?

ものが整頓できているか?

 

4. 視線

画面上にある自分の姿を見て話をする人が多いです。視線はあくまでもカメラです。特にスマホで自撮りする際は、どうしても画面の中の自分自身を見て話をする人が多いため、視線がうつむいたり、上向いたりしているように見られてしまいます。ライブ形式の面接時はまだよいとしても、録画式の場合は特に注意が必要です。

 

5.緊急連絡先メモしておく

特に動画面接時に、PCやスマホの通信状態や故障などの万が一のトラブル時は非常に焦ります。こういったときに、うろたえることなく、先方に電話で連絡して事情を説明しましょう。このようなトラブルはむしろチャンスです。トラブルをキチンとすばやく報告連絡することで、高評価に繋がるためです。そのため、動画面接時にトラブル時に備えて、先方の連絡先などきちんと控えておきましょう。

 

6、10分前には通信可能な状態にする

面接時間1分前にPCの電源を入れるなんてもってのほかです。立ち上がりや通信に時間がかかれば予定時間を越えることになり、対面式の面接であれば遅刻と同様とみなされます。ですので、時間に余裕を持って少なくとも10分前にはいつでも通信できる環境にしておきましょう。

 

 

 

以上になります。いかがでしょうか?

この動画面接/動画選考は慣れが必要です。余計な課題が増えたようにも思えますが、実際ビジネスにおいてもテレビ会議などはもはや一般的であり、今後在宅勤務などの労働形態も多様化していく中で、動画によるコニュニケーションはより一般的になってくる時代になるでしょう。その来るべき時代に向けて前向きに取り組んで、このあたりの情報リテラシーも同時に習得しておくように努力しましょう。

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