テーマ: 【転職】金融機関から大学職員を目指す

志望動機

私は人とのふれあいを大切にして人や社会の役に立つ仕事をしたいと思っております。私は今年の3月まで地元の信用組合に勤めていました。お客様の財産をお預かりしたり、事業をされている方々へ融資を行うなど地域の発展に貢献してきました。地域に密着した金融機関であり規模の大きい銀行と比べるとお客様ひとりひとりとの距離が近く深い信頼関係を築いていました。初めての就活では上記のように人や社会の役に立つ働き方を軸に企業を検討していました。実際に働きだして中小企業や個人事業主が金融機関から融資を受ける際,一定の保証要件でその融資を金融機関に対し保証することで融資の円滑化を図る信用保証協会という団体、また退職後の負担を軽減させるため今から月々の積み立てを行う小規模企業共済制度を取り扱う中小企業基盤整備機構などの存在を知りました。入職して働くうちに仕事をする上で多くの人や起業、団体が関わっていることに気づきました。次第にこれから社会を担う学生に働き方を知ってもらい進路を決める一助となり、地域や社会の発展に貢献していきたいと考えるようになりました。
御学の社会連携教育に関心があり、私は学生と地域や社会とを繋ぐことで学生の見識を深め、人脈を広げるサポートをしたいです。神奈川県警や市役所などの自治体といった行政、地域金融機関や近隣大学や高等学校など多彩な機関との交流を行う御学の取り組みは多くの人と関わり学生の可能性を広げることができると考え今回志望致しました。
また学生と学外の人や、企業が関わることで折衝が起こることもあると思います。その場合に私が間に入り仲介することで、双方が円滑に活動していけるように努めていきたいです。

(723文字)

この志望動機例文のポイント解説

(ポイント)
◇その1
 御学ではなく貴学
基本的なことですが、文書の場合は御社ではなく貴社であるのと同様に、「貴」を
使ってください。
 
◇その2
現職場の話が大半
地域貢献がしたいという部分について、現職のことを中心に7割方割いており、
肝心要の「関東学院大学」に入りたい理由が3割で非常に内容として薄いです。
 
◇その3
現職のことばかりの印象
メールでもお伝えしましたが、たった1年の社会人経験を語るのはいいとしても、
それを中心にするのは採用担当者からすれば、正直嘘っぽく感じます。
せめて、3年5年と働いてならば説得力もあるのですが・・・。
 
◇その4
建学の精神の記載がない
大学職員の志望動機で必ず言及しておいた方がいいです。大学というのは
各大学で「建学の精神」という企業でいう社訓や理念があります。大学業界は
その考え方をきちんと理解してくれる人が原則ほしいという考え方が強いです。
その記載がないだけで、不採用になるというケースもあり得ます。
 
以上より、内容を追加して代筆文章を作成しました。以下ご確認ください。
※私が空想で記載した部分もありますので、ご容赦ください。
 
【志望動機(代筆文)】
私は、正にコロナ禍が始まると同時に新卒として就職活動をしてまいりました。そこで、大学時代は先のことを考えずオンライン選考に甘んじてしまい、深く企業研究せずに、曖昧な気持ちのまま地元貢献だけを考えた結果、現在の信用組合に入職した経緯があります。そして、入職後、もう一度自分自身を見つめ直した結果、自分のように将来のことをきちんと考えないまま社会に出る学生を少しでも減らしていきたいと強く思うようになり、反面教師として大学職員として学生に指導し、共に考えていきたいと思い転職を決意しました。
そういった中で、貴学の建学の精神で校訓とされている「人になれ 奉仕せよ」にとても感銘を受けました。現職での営業の中で、多くのお客様に奉仕し、喜んでいただけることが、次に自分の喜びに変わってくることがあり、人に奉仕することは自分に奉仕することに等しいと感じた経験があるからです。また、今こそ相互奉仕の気持ちを強く持つべき人材を輩出していくことこそ平和の礎になるのではないかと、昨今のウクライナ情勢の中で強く感じたからでもあります。
私は、学生と企業や地域連携についてのサポートをますはしたいと思っております。そのため、就職サポートや産官学連携に携わる業務を希望しております。短いながらも、企業や地域機関との折衝の経験もあり、学生との橋渡しに一役買いたいという思いと貴学の建学の精神のもとでなら学生がインターンシップやそういった外部との接触の強化がより素晴らしい貴学の学生を世に輩出できると強く思うからです。
最後に、少子化の中で大学の運営というのは厳しくなる時代かと思いますが、将来の日本の金の卵である学生を社会で輝かせるためにも大学は必要不可欠であり、貴学の理念はそれに付加価値を与えるものだと思います。貴学のために、そして何より学生自身のために私の人生を賭けたいと思い貴学を志望いたします。
 
 
(解説)
ほとんど空想になりました。
ご容赦ください。
 

「私は~共に考えていきたいと思い転職を決意しました。」

 
⇒なぜ、転職したいのかという「転職理由」になります。
⇒本当の理由は、人間関係とか給与とかあるかもしれませんが、とにかく1年で辞める
理由については・・・下記の流れにストーリー作りしました。
①そもそもの就活についてちゃんとしていなかった
②コロナ禍での就活でという背景もあった
③①②がある負い目から、今一度自分を見つめなおした
④自分みたいな学生を減らすことこそ、自分の役割ではないかと思った
⑤そのため、まずは「大学職員」という業界/業種を希望するようになった
 
※大体において、新卒後1年での転職というのは、「きちんと就活していなかったため」というのが一般的な見方であり、それに抗うのは、むしろ見苦しいと思います。もしそうでなかったとしても、正直に「きちんと就活できてなかった」と認めた上で、進めていく方が素直ですし、むしろ好感があります。同じように3年5年での転職とかいう人が同様に応募したときに太刀打ちできないです。それを避けるためにも、あくまでも新卒と同じ土俵で戦うための戦略です。
 

「多くの大学の中で、~昨今のウクライナ情勢の中で強く感じたからでもあります。」

 
⇒では、大学職員のなかでなぜ「この大学」がいいのかという部分になります。
⇒この時に建学の精神を入れて、その精神に共感したからだという理由を述べます。
この際に、その精神のどこに共感し、その精神がどのように世に役立つのかという部分ま
で自分なりの解釈をしていかないと説得力がありません。
 
 
 
 
 
 

「私は、学生と企業や地域連携についてのサポート~外部との接触の強化がより素晴らしい貴学の学生を世に輩出できると強く思うからです。」

 
⇒そして、具体的にどんな部署でどんなことがしたいのかを理由付きで述べます。
あなたの記載内容からも「キャリアサポート系」「産官学連携系」の部署が適切かと思い
記載しました。こういった具体的な部署を書くことはきちんと読んでもらえます。また、
志望の熱意に変換されます。
 
 

「最後に、少子化の中で大学の運営~人生を賭けたいと思い貴学を志望いたします。」

 
⇒締めの文章です。
⇒大学職員といえど、専任職員となれば企業でいう総合職です。将来、大学経営をしてもら
うための幹部候補生選びになりますので、目先のやりたいことに加えて、大学の経営につ
いても語れないまでも意識していることはアピールしておく方が得策です。
⇒最後の「何より学生のために」というのは殺し文句です。大学に対しての補助金はご存じ
のように巨額であり、そのすべては「学生のために」が目的です。その目的は、将来の
日本をしょって立つ若者への先行投資なのです。
 
 
 
以上となります。あなたの原文とはかけ離れてしまいましたが、私の伝えたいエッセンスはご理解いただけるかと思います。大学は意外に多くのステークホルダーに囲まれています。教員/在学生/受験生/卒業生/保護者/就職先の企業/地域機関/業者/文部科学省/金融機関・・・そういった部分を紐解きさらにこの大学の研究をしておいてください。

※ こちらのポイント解説は、本サイトの志望動機添削サービス PREMIUMをご利用いただき、作成されたものの一部抜粋です。志望動機の書き方がわからない方や自信のない方はぜひ本サービスをご利用ください。

 

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